内村 個人総合5連覇も着地に不満「素直に喜べない」

[ 2014年10月9日 23:16 ]

体操の世界選手権男子個人総合決勝で、鉄棒を終えガッツポーズする内村航平選手
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 ただ1人、全競技で15点台を並べる圧倒的な強さを見せつけ世界選手権個人総合決勝で連覇記録を5に伸ばした内村だが、「結果として見たら金メダルが取れて、5連覇で良かったんですけど、やっぱり平行棒と鉄棒がちょっとしんどかった。あそこで失速して、まだまだかな」と首をひねりながら、納得できない表情で語った。

 床運動、跳馬で着地をきちんと決めたが、平行棒と鉄棒で最後の着地をピタリと決められなかったことで「素直に喜べない」と内村。世界選手権で通算7個目の金メダル、世界選手権のメダル数も15(金7、銀4、銅4)と日本最多に並んだ結果よりも、自分の納得いく演技を追及する内村らしいコメントだった。

 あとは、種目別の鉄棒の演技を残すが「きょうみたいな止められない、なんてことはないようにしっかり止めたい」と最後まで反省の言葉を並べていた。

 ▼銀メダルのマックス・ウィットロックの話 90点台に乗せられてうれしい。得点を見れば分かるように、現時点で(内村)航平には歯が立たない。

 ▼水鳥寿思・男子監督の話 内村の着地にはびっくりした。普段から一番着地を意識して練習しているのが、形として出た。(田中)佑典は安心感があった。本当に強くなったと感じた。

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