松山 モヤモヤ初日、5番イーグルも波乗れず出遅れ49位

[ 2014年8月16日 05:30 ]

第1ラウンド、7番グリーンでラインを読む松山英樹

USPGAツアー ウィンダム選手権第1日 

(8月14日 米ノースカロライナ州グリーンズボロ セッジフィールドCC=7130ヤード、パー70)
 日本人初の年間2勝を目指す松山英樹(22=LEXUS)は1イーグル、1ボギーの69、首位と6打差の49位と出遅れた。66をマークした今田竜二(37=フリー)が3打差の9位で日本勢トップ。石川遼(22=CASIO)は3バーディー、3ボギーの70で73位となった。63で回ったカミロ・ビジェガス(32=コロンビア)が首位に立った。

 目の覚めるような一打を放っても、松山のモヤモヤは変わらなかった。5番パー5。1Wで308ヤード飛ばし、フェアウエーを捉えた。ピンまで残り189ヤードから7Iで逆風を切り裂き、ピンそば1メートルにぴたり。パーが並ぶ我慢の展開から抜け出すイーグルで1アンダーに伸ばしたが「スコア的に良かっただけで、気持ち的に乗る感じではない」と満足感はなかった。

 出だしからモヤモヤだった。10番の第1打で300ヤード近く飛ばしたが、小山のラフに埋まった。2打目は急な左足上がりの斜面。右足をバンカーに入れる不安定なスタンスでアイアンを短く持ったが、芯を外して右へ。「シャンクみたいなのしちゃ駄目ですね」。らしくないミスでボギー。傷口を最小限にとどめて持ち直したが、その後はちぐはぐだった。「ショットはいいところが一つもない」。後半のアウトは7メートル以内のバーディーチャンスが6度もあったが、一回も入らず「いつになったら入るんですかね」と嘆き節だ。

 「モヤモヤはいつかは取れるでしょう。練習しかない。練習量が足りないのか、考え方が悪いのか、どっちか」。浮上のきっかけを探すため、練習場へと向かった。

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2014年8月16日のニュース