藍 成田から記念撮影せがまれた 29歳誕生日迎え…

[ 2014年6月20日 05:30 ]

第1ラウンド、10番でティーショットを放つ宮里藍

USLPGAツアー全米女子オープン第1日

(6月19日 米ノースカロライナ州パインハースト パインハースト・リゾート=6649ヤード、パー70)
 19日に29歳の誕生日を迎えた宮里藍(サントリー)が節目となる10回目の全米女子オープン出場を果たした。史上初の2週続けて男女同一コースでの開催で大会初日が誕生日だった宮里は10番から出て、10ホールを終えて2オーバーとなった。全米オープンで予選落ちした兄・聖志のリベンジも込め、難コースに挑み続けた。

 宮里藍の20代最後の一年が歴史あるメジャー大会で幕を開けた。29歳の誕生日が初日と重なるメモリアルデー。10番から出て12番でボギーが先行したが、13番でパーを拾うなどすぐに気持ちを切り替えた。その後もパーを積み重ねたが、1番でボギーを叩いて2オーバー。史上初めて男子の全米オープン翌週に同一コースでの開催で、我慢のゴルフが続いた。

 10回目の節目の出場にもなった今大会、万全の準備をした。開幕週以前に3回もラウンド。全米オープン最終日翌日の16日も兄・聖志が見守る中、18ホールを回るなど精力的に調整を続けてきた。そこで導き出したのは「グリーンに乗せないでどれだけパーを取るか。乗らなくていいと思っている」とパーオンにこだわらない姿勢だった。だからこの日も、自分のプレーに徹した。

 成田ら若手から記念撮影をせがまれるなどその存在は一目置かれている。日本勢12人の“お姉さん”は「自分なりに、いい年の取り方をしてきたと思う。年齢にこだわりはないですけどね」と言う。29歳最初の大会を祝うべく、藍はどんな難コースにも果敢に挑む。

続きを表示

2014年6月20日のニュース