小野寺インフル離脱響いた 痛恨セカンド不在

[ 2014年2月12日 05:30 ]

<日本・韓国>ストーンをなげる吉田(中)

ソチ五輪カーリング女子1次リーグ初戦 日本7―12韓国

(2月11日 アイスキューブ・センター)
 無念の離脱だ。日本オリンピック委員会(JOC)は10日、セカンドの小野寺がインフルエンザに感染したため、11日の2試合の欠場を発表した。

 小野寺は10日に体調不良を訴え、日本選手団の医療スタッフによる検査でインフルエンザと診断された。選手村を離れて隔離された状態で治療に専念している。スキップの小笠原は「他の日本代表選手に迷惑をかけるわけにはいかないので」と話した。現時点で、他の4選手の体調に問題はない。

 インフルエンザはウイルスによる感染症で、38度以上の高熱や関節痛などの全身症状が突然表れる。症状は通常、1週間程度で回復するが、発症前日から発症後3~7日は人にうつす恐れがあるとされる。小笠原は「(小野寺は)戻ってきてもらわないと困る」と大会中の復帰に期待を寄せた。

 ▽カーリングのポジション 司令塔の役割を果たすのがスキップでストーンを4番目に投げる場合が多い。スキップがショットする際に指示を与えるケースが多いのが3番目にショットするサード。リードはスキップがイメージする試合運びを実現するために、先陣を切る1番手。現在はリードのショットで置かれた、ハウス手前のガードストーンは、両チームのリードが2投ずつ終えるまではじき出せない(フリーガードゾーンルール)ため、2番手のセカンドはスイーピングの主力というだけでなく、ゲームを再構築する重要な役割がある。

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2014年2月12日のニュース