沙羅「ベスト尽くす」 W杯ジャンプ女子蔵王大会

[ 2014年1月17日 17:16 ]

記者会見を終え、笑顔で記念撮影に納まる高梨沙羅(後列右)と伊藤有希(同左)ら

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子蔵王大会(18、19日)に出場する有力選手が17日、山形市内で記者会見し、今季7戦6勝し、ソチ冬季五輪で金メダル獲得が期待される17歳の高梨沙羅(クラレ)は「ベストを尽くす」と抱負を述べた。

 HS100メートル、K点90メートルの蔵王の助走路はソチのジャンプ台と同様に緩やかな曲線が続く形状に改修された。高梨は強い風が吹いた公式練習で96・5メートル、97・5メートルと安定していた。五輪本番を見据え「感覚を自分のものにできるように頑張る」と意気込んだ。

 ソチ五輪代表で19歳の伊藤有希(土屋ホーム)は「自分のジャンプに集中して結果を待ちたい」と話した。

 30の五輪出場枠は蔵王大会までの成績で決まる。イリーナ・アバクモワ(ロシア)ら一部の強豪選手は五輪に向けた調整のため帰国し、日本勢は他に山田優梨菜(長野・白馬高)渡瀬あゆみ(アインファーマシーズ)茂野美咲(CHINTAI)らが出場する。

 ▼山田優梨菜の話 (第7戦の転倒で)首が痛くて後ろを向けないけど大丈夫。五輪のことを意識せず、自分のジャンプをしたい。

 ▼茂野美咲の話 何としてでもソチ五輪の出場枠が取れるように頑張る。技術的にいろいろ試していたが、ぱっと切り替えたのがうまくはまっている。

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2014年1月17日のニュース