渡部暁ら五輪メダルへ意欲 ソチ100日前に主力会見

[ 2013年10月30日 17:32 ]

 全日本スキー連盟はソチ冬季五輪開幕100日前の30日、東京都内で冬のシーズンの本格開幕を控えた主力選手の記者会見を開き、ノルディック複合で昨季ワールドカップ(W杯)総合3位の渡部暁斗(北野建設)は「五輪で複合(の日本勢)は個人の金メダルを取っていない。自分が取って歴史に名を刻みたい」と意欲を語った。

 ジャンプ男子の伊東大貴(雪印メグミルク)は「夏にやりたいことはできた」と話し、バンクーバー五輪で距離の日本勢史上最高の5位に入賞した女子の石田正子(JR北海道)は「しっかり結果を出して、自信をつけて五輪に臨みたい」とW杯序盤戦を見据えた。

 3月のフリースタイル世界選手権で銀メダル2個を獲得したモーグル女子の伊藤みき(北野建設)は「わくわくしている。今回は勝ちにいく」とシーズンを待ち切れない様子。アルペン男子の湯浅直樹(スポーツアルペンク)は「ソチのコースはスタート順が成績を大きく左右すると聞いている。第1シード(回転の種目別15位以内)入りを狙う」と攻略のイメージを語った。

 スキーは過去2大会の五輪でメダルがない。古川年正競技本部長は「メダルは最重要課題。各種目で可能性が十分あるところまできた」と手応えを口にした。

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2013年10月30日のニュース