遠藤 “ぶっつけ本番”も 実戦稽古できず「巡業は後悔していない」

[ 2013年10月30日 06:00 ]

 大相撲の幕内・遠藤(23)が“ぶっつけ本番”で九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)に挑む可能性が出てきた。

 追手風部屋宿舎(福岡市西区)で九州乗り込み以来初めて朝稽古に参加したが、9月の秋場所中に痛めた左足関節の状態が思わしくなく稽古場の隅で四股やすり足を行っただけ。師匠の追手風親方(元幕内・大翔山)は九州場所の出場は明言した一方で「万全の態勢で場所は迎えられない」と話し、場合によっては実戦的な稽古を再開しないまま初日を迎えることも示唆した。

 途中休場した秋場所中に提出した診断書は「左足関節捻挫で約3週間の安静加療を要する」だった。その後、秋巡業の全日程に参加したこともあって1カ月以上経過しても完治していないが、本人は「巡業に出たことは後悔していない。16年ぐらい相撲をやっているので1カ月近く休んでも(今までの努力が)パーになるわけじゃない。プラスに考えたい」と前向きだ。

 一日署長などのイベント出席も治療に専念するため全て断念。師匠によると、医師からは「今週いっぱいは左足の様子を見るように」と言われているという。

続きを表示

2013年10月30日のニュース