エジプト出身・大砂嵐が新入幕、外国出身で最速出世

[ 2013年10月28日 08:29 ]

大相撲九州場所の新番付を手にする横綱白鵬

 日本相撲協会は28日、大相撲九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)の新番付を発表し、アフリカ大陸から初の力士となったエジプト出身の大砂嵐が新入幕を果たした。初土俵から所要10場所は年6場所制となった1958年以降で2番目のスピード出世(幕下付け出しを除く)で、外国出身としては最速。新入幕は一人だけだった。

 先場所で11勝した豪栄道は昭和以降単独3位の長さとなる10場所連続の関脇で、東に就いた。西は8場所ぶりに関脇へ返り咲いた栃煌山。小結は東の松鳳山が2場所ぶり、西の隠岐の海が3場所ぶりに復帰した。

 東横綱の白鵬は自身2度目の5連覇と28度目の優勝を狙う。西横綱の日馬富士は2場所連続10勝止まりからの巻き返しを期す。

 大関陣は稀勢の里が6場所連続で東の正位で、鶴竜も東。西は琴奨菊と琴欧洲。先場所に左太もも裏を痛めて途中休場した琴欧洲は、7度目のかど番で臨む。

 新入幕の先場所で9勝しながら左足首捻挫で途中休場したホープの遠藤は、6枚上がって西前頭7枚目となった。再入幕は旭秀鵬だけ。肥後ノ城は日体大出身として7人目の新十両。木村山と琴弥山が十両に復帰した。

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2013年10月28日のニュース