小平 国内最高で5年連続2冠!感覚重視の滑りで圧勝

[ 2013年10月28日 06:00 ]

女子1000メートルで優勝し、トロフィーを手に笑顔を見せる小平

スピードスケート全日本距離別選手権最終日

(10月27日 長野市・エムウエーブ)
 女子1000メートルは小平奈緒(27=相沢病院)が1分15秒91の国内最高で制し、5年連続で500メートルとの2冠を達成した。男子1万メートルは小川拓朗(18=白樺学園高)が、13分31秒34の国内最高で優勝した。また、W杯前半戦代表メンバーが発表され、男子の加藤条治(28)、長島圭一郎(31=ともに日本電産サンキョー)、女子の小平らを発表した。岡崎朋美(42=富士急)は外れた。

 2位の松田に1秒55差をつける圧勝。フィニッシュラインを越え、自らが持つ国内最高の更新を確認した小平は、右手でガッツポーズをつくった。「きょうはタイムはどうあれ“1位ならいい”と思っていました」。夏場の筋力強化でスピードアップには成功したものの、開幕戦からフォームに迷いが出た。しかし、結城コーチに「シンプルに考える」ことを勧められ、フォームやコース取りなど技術的なことを考えず、感覚を重視した滑りで結果を出した。

 今季は、いつも体力が落ちるシーズン後半の2月にソチ五輪があるため、昨年の同時期より約3キロ重い状態で臨んでいる。五輪の前哨戦で、出場枠獲りが絡むW杯に向け「まだ(シーズンは)始まったばかり。自分のスケートをより良いものにしたい」と笑顔で活躍を誓った。

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2013年10月28日のニュース