ヒート 延長制し逆王手!残り28秒で5点差追いついた

[ 2013年6月20日 06:00 ]

<ヒート・スパーズ>相手と激しく競り合うジェームズ(中央)

NBAファイナル

 第6戦は18日行われ、ヒートが延長にもつれ込む激闘を103―100で制し3勝3敗。第3Qでスパーズに一時13点をリードされたが、プレーオフ通算11回目のトリプルダブルをマークしたレブロン・ジェームズ(28)を中心に猛追し、敗北寸前の試合をひっくり返した。スパーズはティム・ダンカン(37)が第3Qまでに30得点を挙げ、第4Q残り28秒まで5点をリードしていたが苦杯。6年ぶり5度目のファイナル制覇を目前で逃した。

 第4Q、左足のシューズが脱げてしまったミラーが3点シュートを成功。これが反撃の始まりだった。トレードマークのヘッドバンドをプレーの途中で失ったジェームズはこのクオーターだけで16得点。再び着用することなく“すっぴん”のまま鬼のような表情で立ち向かい、残り20秒に3点シュートを決めて望みをつないだ。

 直後にスパーズのレナードがフリースローを1本ミス。そして92―95で迎えた残り5・2秒、アレンが3点シュートを成功させ同点に追いついた。延長は全員が奮闘。最後はボッシュがグリーンのシュートをブロックしてブザーが鳴った。

 「人生最高の試合。持っているものを全て出し尽くした。最後まで戦う。それがこの世界の掟(おきて)。それを守っただけだ」とジェームズ。スポールストラ監督は「第7戦。なんて素晴らしい言葉なんだ」と大興奮。歴史に残る3時間2分の激闘だった。

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2013年6月20日のニュース