遼 ショット乱れて急降下、結局39位「凄く下手になっている」

[ 2013年3月12日 06:00 ]

通算10アンダーで39位に終わった石川遼

USPGAツアー プエルトリコ・オープン最終日

(3月10日 プエルトリコ・リオグランデ トランプ・インターナショナルG=7569ヤード、パー72)
 8位から出た石川遼(21=フリー)はショットが乱れて、2バーディー、4ボギーの74と崩れ、首位と10打差の通算10アンダーで39位に終わった。今季自己最高の順位だが、前日まで好調だったアイアンは精度を欠いた。首位で出たスコット・ブラウン(米国)が70で回り通算20アンダーで優勝した。

 昨年2位の大会で39位。石川は6打差の首位を追ったが、4日間で初のオーバーパーを叩き「去年の今と比べて凄く下手になっている。先週できたことが今週できなくて悔しい」と残念がった。

 1番で第2打を左のバンカーに入れ、ボギーが先行。4番でも第2打を左へ曲げてクラブを地面に叩きつけた。4日間で最も強い風が吹いたこの日は球を低く抑えるスリークオーターのコントロールショットでピンを狙ったが、打つ度にボールを左に引っ掛けた。グリーンを捉えても10メートル以上のバーディーパットが多く、14番は18メートルから3パット、16番パー3も引っ掛けてグリーンを外しボギーを叩いた。

 前日に自身米ツアー初のホールインワンを記録しギャラリーも石川のチャージを期待。50人以上を引き連れたが“圏外”となった終盤は10人ほどに減少。期待を裏切り「スイングがばらばら。優勝争いとかの話じゃなかった」と肩を落とした。

 だが、最終日に優勝を狙える位置でプレーした経験とリカバリーの精度が増す収穫もあった。「(前週の)ホンダ・クラシックまでのショットが戻ってくれば絶対優勝争いができる」。次戦タンパベイ選手権(14日開幕、米フロリダ州)でそれを実証する。

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2013年3月12日のニュース