安藤美姫 引退報道、コーチとの仲は触れず「今はゆっくりした時間を」 

[ 2012年11月28日 15:38 ]

 今季のグランプリ(GP)シリーズを欠場したフィギュアスケートの2007、11年世界選手権金メダリスト・安藤美姫(24=トヨタ自動車)が28日、都内のTASAKI銀座本店で同社とファッション誌「VOGUE」のコラボレーションで実現した自身の写真展「安藤美姫 氷上のモダニティ」の記者会見に出席した。

 今年10月の“引退報道”以来、公の場に姿を現したのは初めて。

 昨季完全休養して、競技会復帰を目指していた元女王だが、11年の世界選手権後にニコライ・モロゾフ氏との師弟関係を解消。メーンコーチ不在による調整不足を理由に今季のGPシリーズ欠場を決断。このまま現役引退の可能性もあると報じられていた。

 黒のシックな衣装で登場した安藤は近況について「氷の上に乗る回数は少なくなりましたし、今はゆっくりした時間を過ごしたいと思っています」と報告。「スケートをする時間を違うことに使うことによって、新たな出会いもありました。そういう出会いを大切に、うまく来シーズンにつなげたい」と話した。

 「コーチ」「休養」「オリンピック」に関する質問を受け付けず、具体的な復帰プラン、2014年ソチ五輪への思いは聞かれなかったが、今年を振り返り「すごく充実した毎日を過ごせています。スケートをやっていなくても出会いがあるし、違った目線で人と触れ合えるいい機会をいただいています」と笑顔も浮かべた。

 「2013年も新しい出会いだとか、少しずつスケートの面でもちゃんとした目標が見えたらいいなと思います」と来年を見据えていた。

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2012年11月28日のニュース