全日本スキー連盟が助成金を過剰受給 過去5年で約600万円

[ 2012年9月4日 11:42 ]

 全日本スキー連盟(SAJ)が海外遠征などで日本スポーツ振興センターからの助成金を過剰に受給していたため、過剰分を返還する方針であることが4日、分かった。過剰受給は2011年度までの5年間で約10件あり、計約600万円になる見込みという。

 SAJは「スポーツ団体重点競技強化活動助成」を利用して選手やコーチの海外遠征や合宿の費用で助成を受けた。この際、派遣選手から集めた遠征の負担金や国際スキー連盟(FIS)からの補助金を計上していなかったため、助成上限を上回る金額を受け取っていたという。

 スポーツ団体への補助金や助成金をめぐっては、専任コーチらへの報酬の一部が寄付の形で還流していたことが発覚し、4月に10団体が文部科学省などから1億円を超す返還を命じられた。

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2012年9月4日のニュース