水泳、セーリングなど新たに4団体で補助金の還流判明

[ 2012年3月8日 06:00 ]

 国庫補助金による専任コーチらへの報酬の一部が、寄付の形で所属競技団体に戻る金銭の流れが水泳、セーリング、カヌー、アイスホッケーでもあったことが7日、関係者の話で分かった。

 補助金の還流は既に判明しているテコンドー、ボート、近代五種と合わせ7団体になった。日本水連の幹部は「過去5年で8人いたが、寄付は強制ではない。金額もばらばら」と説明。日本セーリング連盟の関係者は「強化費を捻出するための寄付」と話した。

 競技団体が申請した専任コーチらへの報酬は、3分の2を文部科学省が補助し、3分の1を競技団体が負担する。負担分を穴埋めする形の寄付は補助金の趣旨に反した手法の可能性もある。

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2012年3月8日のニュース