高梨沙羅が帰国 W杯蔵王大会「いいジャンプを」と抱負

[ 2012年2月29日 19:38 ]

ノルディックスキーの世界ジュニア選手権から帰国し、獲得した二つの金メダルを手に笑顔を見せるジャンプの高梨沙羅

 ノルディックスキーの世界ジュニア選手権(トルコ)のジャンプ女子個人で日本勢初優勝を果たし、団体との2冠に輝いた15歳の高梨沙羅(北海道・上川中)が29日、成田空港に帰国し、3月3、4日のワールドカップ(W杯)蔵王大会に向けて「トルコの時よりも、いいジャンプをしたい」と抱負を述べた。

 高梨は世界ジュニアで今季W杯6勝で総合首位を走る17歳のサラ・ヘンドリクソン(米国)を2位に抑えて勝った。「あこがれの人に勝つことができて本当にうれしい」と素直に喜びを口にし、W杯での再戦に向けては「自分のジャンプをするだけ」と冷静に語った。

 W杯では今季2位が3度。渡瀬弥太郎チーフコーチは「間違いなく、力はヘンドリクソンに近づいている」と成長を認め「世界ジュニアでは向こうは力を出せずに終わった。チャンスはある」と初優勝に期待した。

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2012年2月29日のニュース