春日野部屋転籍後初稽古…碧山、亡き師匠に躍進誓う

[ 2012年2月29日 06:00 ]

春日野部屋での初稽古ですり足を行う碧山(中央)

 師匠の田子ノ浦親方(元幕内・久島海)が急死し、春日野部屋に転籍した大相撲の幕内・碧山(25)ら3力士が28日、転籍してから初の稽古を大阪府交野市内の春日野部屋で行った。

 碧山は「強くなるために春日野部屋に来た。(故田子ノ浦)親方のためにも頑張る」と亡き恩師の思いを乗せて土俵へ。葬儀などもあって約2週間稽古ができなかっただけに、まずは基本運動を行い、ぶつかり稽古では十両・木村山の胸を借りた。「ずっと心がしんどかった」と悲しみが消えることはないが「部屋のみんなは優しい。少しずつ慣れたい」と春場所(3月11日初日、大阪府立体育会館)に向け、気持ちを切り替えた。

 新師匠の春日野親方(元関脇・栃乃和歌)は「三役の素質はある。遠慮せずに指導する」と話し、部屋最年長関取の木村山も「いいヤツ。関取5人で(宿舎で)川の字になって寝てます」と歓迎した。

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2012年2月29日のニュース