ナンバー2の事業部長に九重理事 海老沢理事ら外部役員承認

[ 2012年2月1日 18:32 ]

 日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で理事会と評議員会を開いて北の湖理事長(元横綱)体制での新たな職務を決め、東京開催3場所の責任者で協会ナンバー2の事業部長に、1月30日の選挙で理事へ返り咲いた九重親方(元横綱千代の富士)が就任した。

 九重理事は公益財団法人移行に向けて諸問題を協議する公益法人制度改革対策委員会の委員長も務める。2期目の貴乃花理事(元横綱)は審判部長から、大阪で開催する3月の春場所の担当部長に異動した。

 新たな外部役員として、元NHK会長の海老沢勝二氏(77)と元東京地検特捜部長で弁護士の宗像紀夫氏(70)の理事就任、和歌山・高野山高校長で僧侶の岡部観栄氏(62)の監事就任が承認された。外部役員の寺沢則忠監事は留任した。

 広報部長は新設の危機管理部長を兼ねる八角理事(元横綱北勝海)、巡業部長は尾車理事(元大関琴風)、八百長相撲をチェックする監察委員長は春日山理事(元幕内春日富士)と、新任理事が就いた。審判部長は鏡山理事(元関脇多賀竜)。

 定年の関係で理事を退任した放駒前理事長(元大関魁傑)と武蔵川元理事長(元横綱三重ノ海)は相談役となった。

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2012年2月1日のニュース