白鵬 被災地の中学生と稽古、初場所にも招待

[ 2012年1月14日 19:45 ]

 大相撲の横綱白鵬が14日、東日本大震災で被災した岩手県大槌町の大槌中相撲部の生徒を東京都墨田区の宮城野部屋に招待し、稽古をつけた。

 白鵬の胸を借りたのは岩間弘将君(15)と小原祐也君(15)の3年生2人。津波で大槌中の稽古用の土俵が流され、それを聞いた横綱がまわしなどを贈った。6月には日本相撲協会の被災地慰問で大槌町を訪れている。

 2人は13日に上京し、宮城野部屋に宿泊。14日の稽古では5番ずつ白鵬と取ったという。岩間君は「横綱は力があって、あらためてすごいと思いました」と感激し、小原君も「ことし初の稽古を横綱とできて楽しかった」と笑顔だった。

 13日に続き、両国国技館で初場所7日目も観戦。全勝を守った白鵬は「いいところを見せられて、彼らの励みになったと思う。ぜひとも場所を見て元気になってほしいと思い、招待した」と話した。

続きを表示

2012年1月14日のニュース