専門家は…内柴容疑者「国民の英雄の逮捕 不起訴でしたでは済まない」

[ 2011年12月7日 06:55 ]

内柴正人容疑者 準強姦容疑で逮捕

 内柴容疑者の逮捕に関し、前東京地検検事の大沢孝征弁護士(66)は「被害者が抵抗できない状態だったかどうかがポイントになる」と話した。

 準強姦は暴行、脅迫はなかったことが前提となるため、加害者側は「合意があったと弁解するのが一般的」で、今回のケースでは「なぜ、どのぐらい飲み、どの程度の酩酊(めいてい)だったのか」が争点になる。

 一方で大沢氏は「国民の英雄の逮捕だから、警察はすでに相応の捜査をし、資料を集めたのではないか」と推測する。例えば一緒に飲んだ同僚、酒を飲んだ店の店員、ホテル従業員らの証言など「逮捕令状を発付する裁判官を説得する根拠はあったはず」という。

 「内柴容疑者の弁護人がどんな証拠を示すか分からない」と断ったうえで「警察としては、不起訴でしたでは済まない」と話した。

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2011年12月7日のニュース