2年前の教訓生かす…日馬富士 綱獲りへ「私生活崩さないように」

[ 2011年8月2日 15:50 ]

 大相撲名古屋場所で12場所ぶり2度目の優勝を果たした大関日馬富士が2日、綱とりの懸かる秋場所(9月11日初日・両国国技館)に向け、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋での朝稽古で始動し「いい感じだと思う。チャンスを与えられたので、それをしっかり生かしたい」と意欲十分に話した。

 左膝や右太もも裏などの温泉治療のため帰っていた母国モンゴルから1日に再来日。2日は相撲を取らず、上がり座敷に手をつきながら慎重に四股を踏んだり、すり足をしたりと体調を確認するような内容だった。「多分(治療が)効いている」と話し、3日から「(ペースを)上げていく」と手応えを口にした。

 自身にとっては2年前の名古屋場所以来となる綱とり場所。前回は5日目までに2敗するなど、早々に横綱昇進の可能性が消えた。その教訓を生かしたい27歳は「一日一日の努力が大事。食べるのも寝るのも、私生活を崩さないようにすることを一番気を付けたい」と、自らに言い聞かせた。

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2011年8月2日のニュース