男子の宮原が大会新で2年ぶりV 女子の小川が初優勝

[ 2011年7月23日 06:00 ]

 第64回富士登山競走(スポーツニッポン新聞社後援)は22日、山梨・富士吉田市役所前スタートで3521人が参加して行われた。山頂コース男子は宮原徹(28)が2時間27分41秒の大会新記録で2年ぶり3度目の優勝。同女子は昨年、五合目コースを制した小川ミーナ(36)が3時間10分45秒で2年連続でタイトルを獲得した。五合目コース男子は菊島啓(28)、女子は広瀬光子(36)が優勝した。

 <山頂男子>2年ぶり3度目の出場となった宮原が、5年前に自らがマークした大会記録を4分59秒も更新して貫禄V。五合目以降はぶっちぎりの独り旅で、2位に13分30秒もの大差をつける圧勝だった。「体調が優れなかったので自信はなかった。とにかくついて行こうと思った」と謙遜。今大会は3度出場していずれも優勝。富士山との相性は抜群だ。この強さについて「景色を見ながら、自分なりに楽しみながら走っています」とトレイルランのだいご味を語った。

 <山頂女子>この大会に出場したくて2年前からトレイルランを始めた小川が、山頂コース初挑戦にして栄誉を手にした。「山のベテランの方が多いので、自分は挑戦者だと思って臨みました」と控えめに語ったが、2位に12分41秒もの大差をつける圧勝。山頂コースに挑戦するには五合目コースでのタイム実績がなければ挑戦できないことから、昨年はやむなく五合目コースにエントリーし優勝。2年越しでの富士山“頂点”制覇だった。

 ▽山頂男子 (1)宮原徹2時間27分41秒(2)加藤聡2時間41分11秒(3)近藤敬仁2時間48分26秒(4)石井克弥2時間50分55秒(5)江本卓2時間52分42秒

 ▽山頂女子 (1)小川ミーナ3時間10分45秒(2)落合尚美3時間23分26秒(3)吉田千夏3時間27分11秒(4)富沢博美3時間36分36秒(5)渋谷佳代3時間39分37秒

 ▽五合目男子 (1)菊嶋啓1時間22分0秒(2)岩永浩明1時間23分5秒(3)奥宮俊祐1時間26分7秒(4)崎田淳一1時間27分7秒(5)吉田徹哉1時間28分4秒

 ▽五合目女子 (1)広瀬光子1時間40分58秒(2)森口聡子1時間47分48秒(3)石塚弓子1時間50分20秒(4)近藤裕子1時間51分39秒(5)水沼亜樹1時間52分44秒

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2011年7月23日のニュース