さすがの桑田氏も「緊張でガクガクッ」大差最下位発進

[ 2011年5月27日 06:00 ]

<富士カントリー可児クラブチャレンジカップ・初日>ホールアウトしてクラブハウスに戻る桑田真澄

男子ゴルフチャレンジトーナメント・富士カントリー可児チャレンジ第1日

(5月26日 岐阜県可児市・富士カントリー可児クラブ志野コース=7117ヤード、パー72)
 プロ野球・巨人の元投手で大リーグのパイレーツでもプレーした桑田真澄氏(43)はバーディーなしの21オーバー、93を叩き、“ブービー”に8打差の最下位(151位)に沈んだ。後半はトラブル続きで、通算173勝の右腕がゴルフ界の厳しい洗礼を浴びた。

 野球なら完全にKOだった。桑田氏はトラブルまみれの21オーバーで、断然の最下位となった。

 「1番で名前を紹介された後に、緊張でガクガクッときた。自分のプレーをしたかったが、長い18ホールだった」

 アマチュアも含め、ゴルフでは初の大会参加。前半7オーバーで折り返すと、後半は歯止めが利かなかった。14番の第1打は右に曲げ、茂みで見つけられずにティーグラウンドに戻り打ち直し。「あれからガクっといった」。このホールはダブルパーの「8」。16番は第1打を左隣の17番の小川に入れて「9」。「後がないところでボールが先行して、打ち取ったのがエラーになって、最後にガツーンとホームランを打たれたような感じ」と振り返った。

 「野球もゴルフもプロは厳しい世界。挑戦するのがだいご味」と50歳でのプロゴルファー転向を目指すが、妻・真紀さんが見守る中での第一歩は散々な結果となった。それでも、今大会は全3人のアマチュアが27日の決勝ラウンドに進出できる。「一打一打ベストを尽くしたい」と前を向いた桑田氏。果たして意地を見せられるか。

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2011年5月27日のニュース