錦織 男子ダブルスで1回戦突破

[ 2011年5月27日 06:00 ]

全仏オープン第5日

(5月26日 パリのローランギャロス)
 男子ダブルスでマクシモ・ゴンザレス(27=アルゼンチン)とペアを組んだ錦織圭(21=ソニー)が1回戦を突破し、日本勢全滅の危機を救った。女子ダブルス2回戦で連戦となったクルム伊達公子(40=エステティックTBC)張帥(チョウスイ)(22=中国)組はオーストラリアのペアにストレート負け。女子シングルス2回戦で森田あゆみ(21=キヤノン)が第21シードのヤニナ・ウィックマイヤー(21=ベルギー)に0―2で敗れ、第2シードのキム・クライシュテルス(27=同)も逆転負けで姿を消した。(パリ・山口奈緒美通信員)

 錦織にとって4大大会のダブルスは今回が初出場。コーチ同士のつながりでペアを組んだゴンサレスの力強いショットと錦織の巧みな技術がかみ合った。フルセットの戦いを制し「初めて組んだ割にはいいプレーができた。勝ててうれしい」とはにかんだ。

 ダブルスに取り組む理由について「まだ若いからチャレンジしたい。シングルスにプラスにもなる」と明かした。コース取りが大事なリターンを重視し「きょうはいいリターンができた」。06年に全仏男子ジュニアダブルスで優勝した経験が、随所で生きた。

 25日にシングルス2回戦で敗れた直後は「もうちょっと試合の中で考えてやれたことがあったかも」と悔しがったが、ダブルスを前に気持ちをリセット。「グランドスラムは出るだけでもいい機会になる」と、2回戦を楽しみにしていた。

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2011年5月27日のニュース