誇りを胸に…藤田、米ツアー自己最高の10位 

[ 2011年3月8日 06:00 ]

3番、ラフからアプローチショットを放つ藤田。米ツアー自己最高の10位に食い込んだ

 米男子ゴルフツアーのホンダ・クラシックは6日、米フロリダ州パームビーチガーデンズのPGAナショナル(パー70)で最終ラウンドを行い、16位から出た藤田寛之(41=葛城GC)は5バーディー、2ボギーの67で回り、通算1アンダー、279で米ツアー自己最高の10位に食い込んだ。ロリー・サバティーニ(34=南アフリカ)が通算9アンダー、271でツアー通算6勝目を挙げた。

 持ち前の技を存分に発揮した。藤田は3番でグリーン奥からチップインバーディーを決めると13番でも2個目のチップインバーディー。5番では10メートルのフックラインのバーディーパットをねじ込んだ。メジャーも含めて海外12試合目でトップ10は初めて。41歳にして9年前にソニー・オープンで記録した23位の自己最高記録を更新し「大満足だし、凄くうれしい」と笑みを浮かべた。

 今大会は今田と池田が予選落ち。今季初めてマスターズの出場権を獲得したベテランは「世界で日本のツアーや日本人選手を知ってもらうためには結果で示さないといけない」と日本代表の誇りを胸に粘りのプレーを見せた。

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2011年3月8日のニュース