西軍逃げ切り…37得点コービー4度目MVP

[ 2011年2月22日 06:00 ]

NBAのオールスター戦でMVPに選ばれた、地元レイカーズのコービー・ブライアント

NBA第60回オールスター・ゲーム

(2月20日 ロサンゼルス・ステイプルズ・センター)
 西軍が東軍の猛追をしのいで勝利を収めた。37得点14リバウンドをマークした西軍のコービー・ブライアント(32=レイカーズ)が地元開催の大会で史上最多タイとなる4度目のMVPを獲得。東軍のレブロン・ジェームズ(26=ヒート)はオールスター史上2度目のトリプルダブルを達成して食い下がったが、あと一歩及ばなかった。

 ブライアントはジェームズの“エア・チェック”に耐えながら速攻からダンクを決め、リバウンドでも大活躍。昨年は足首の故障で欠場したが「地元でのオールスターは自分にとってこれが最後かもしれない。だからファンが見たいプレーをするつもりだった」と額に大粒の汗を浮かべながら奮闘した。

 W・チェンバレンがウォリアーズ時代の62年大会でマークした最多得点記録(42)には届かなかったものの、50年代から60年代にかけてレイカーズ・キラーとして活躍したホークスのセンター、B・ペティットに並ぶ4度目のMVP。レギュラーシーズンでは3連敗中と精彩を欠いていたが、夢の舞台ではロサンゼルスのファンも納得する底力を発揮した。

 ≪ジェームズ、トリプルダブルも届かず≫最大17点差を第4Q残り1分12秒に2点差まで詰め寄った東軍だったが最後は息切れ。97年のジョーダン(ブルズ)以来となるトリプルダブルを達成したジェームズは「勝ちたかったけれど、今夜はコービーのエンジンが全開だった」とマッチアップしたライバルの健闘を称えていた。

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2011年2月22日のニュース