GPファイナルに向け、高橋、安藤らが調整

[ 2010年12月9日 18:29 ]

公式練習で調整する安藤美姫

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ上位6選手、組で争うファイナルは10日、北京で開幕する。過去最多の計6人が出場する日本勢は、男子の高橋大輔(関大大学院)や女子の安藤美姫(トヨタ自動車)が初練習に臨み、初優勝が懸かるシーズン前半戦のヤマ場に備えた。

 高橋は曲を流しての練習中に小塚崇彦(トヨタ自動車)と激突するアクシデントに見舞われたが、ともに大事には至らなかった様子。前回2位の織田信成(関大)は10日のショートプログラム(SP)で挑む4回転ジャンプを軽快に跳んだ。
 女子で前回2位の安藤は2連続3回転ジャンプが好調。初出場の16歳、村上佳菜子(愛知・中京大中京高)と昨年3位の鈴木明子(邦和スポーツランド)も順調な仕上がりを印象づけた。

 ▼高橋大輔の話 (小塚との衝突で)お尻を打った。問題はない。今季の中でもベストの状態。ファイナルのタイトルは取っていないので、取りたい。

 ▼小塚崇彦の話 高橋選手には本当に悪いことをした。大丈夫と言われてよかった。(2位だった)2年前は勢いだけだった。今季は自分をコントロールして演技ができている。

 ▼織田信成の話 調子は上がっている。この勢いでSP、フリーと臨めればいい。レベルが高く、ミスは許されない。SPで4回転を成功させて、トップに立ちたい。

 ▼安藤美姫の話 (痛めていた)腰は良くなって、きちんと背中に力が入る。SPは曲を変えて前よりも滑りやすくなった。一つでも成長したと言われるように滑りたい。

 ▼鈴木明子の話 中国杯とロシア杯でミスが出たフリーの後半を重点的に滑ってきた。表彰台に上がるための練習をしてきた。いい演技をする準備は整っている。

 ▼村上佳菜子の話 (会場の雰囲気が)シニアという感じがする。練習ですごく良かったから、自信を持ってできると思う。一番いい演技をしたい。(共同)

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2010年12月9日のニュース