クルム伊達組が8強進出/HPオープン

[ 2010年10月11日 18:36 ]

ダブルスで2回戦進出を決め、笑顔のクルム伊達(左)、森田組

 テニスのHPジャパン女子オープンは11日、大阪市靱テニスセンターで開幕し、ダブルス1回戦でクルム伊達公子(エステティックTBC)森田あゆみ(キヤノン)組はコリンナ・デントニ(イタリア)中村藍子(ニッケ)組を6―4、7―5で下して準々決勝に進んだ。

 シングルス1回戦で今月プロ転向した石津幸恵(茨城・土浦日大高)は、2連覇を狙う第1シードのサマンサ・ストーサー(オーストラリア)に0―6、3―6で敗れた。奈良くるみ(大産大)は第4シードのマリア・キリレンコ(ロシア)にストレート負けした。

 ともに万全の調子ではなかった。4週連続でのツアー大会出場となったクルム伊達。森田は前日の10日にシングルスで優勝した下部ツアー大会に続く連戦だった。
 それでもクルム伊達は「気持ち的、体力的にベストとは言えないけど、まずまずだった」と初戦突破にほっとした様子だ。森田も「動きは良かったし、特にサーブが良かった」と言う。8本のサービスエースのうち7本を自分が決めたことに納得していた。
 クルム伊達のネットプレー、森田のサーブと互いの長所がかみ合った。「この勢いでシングルスにもつなげていきたい」とクルム伊達。森田は「ファーストサーブがきょうみたいに入るとシングルスでもいい流れで進めていける」。それぞれが手応えを感じ取った勝利だった。

続きを表示

2010年10月11日のニュース