古市被告、初公判で元琴光喜への恐喝認めた

[ 2010年9月22日 06:00 ]

 大相撲の野球賭博事件に絡み、2件の恐喝罪に問われた元力士古市満朝被告(38)は21日、東京地裁(登石郁朗裁判長)の初公判で、元大関・琴光喜(34=本名・田宮啓司)から350万円を脅し取ったとする起訴内容は認めたが、賭博の取りまとめ役だった阿武松部屋の元幕下力士(35)から300万円を脅し取ったとするもう1件の起訴内容は否認した。

 2件のうち、この元幕下力士に対する恐喝罪の共犯とされ、併せて審理された指定暴力団山口組系組幹部の安田善彦被告(46)も否認した。両被告らは、口止め料名目などで元琴光喜に1億円を要求したとして恐喝未遂罪でも起訴されており、3件目の審理は次回以降となる見通し。

 ▼日本相撲協会放駒理事長(元大関・魁傑)司法の手に委ねられたので、現段階では個人的な見解は控えたい。新たな事実が出てくるかもしれないので、今後の公判の行方を見守るしかない。

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2010年9月22日のニュース