クルム伊達Vで日本ランク1位に返り咲き

[ 2009年11月30日 06:00 ]

 テニスのダンロップ・ワールドチャレンジ最終日は29日、愛知・豊田市総合体育館で行われ、女子シングルス決勝でクルム伊達公子(エステティックTBC)がボヤナ・ヨバノフスキ(セルビア)を7―5、6―2で下して初優勝した。第2シードで39歳の伊達は、積極的なネットプレーなどで17歳のヨバノフスキの強打を封じた。男子シングルス決勝はノーシードで勝ち上がったウラジミール・イグナチク(ベラルーシ)が第5シードの伊藤竜馬(フリー)に7―6、7―6で競り勝った。

 <若手の台頭期待>女子のクルム伊達は第1セットを7―5で競り勝つと、第2セットは6―2で奪い20歳以上年下の相手に快勝した。この優勝で「現役復帰時には考えもしなかった」という日本ランキング1位への返り咲きも決まった。だが、若手の台頭が少ない現状には「12年もブランクがあった自分がトップというのは良くない」と不満顔だった。シーズン最後の大会で有終の美を飾り、世界ランク100位以内で今季を終了。気力充実の39歳は「一番の目標は四大大会での活躍」と来季を見据えた。
 

続きを表示

2009年11月30日のニュース