女子決勝はセリーナVSヤンコビッチ

[ 2008年9月7日 06:00 ]

テニスの全米オープン女子シングルス準決勝でボレーするヤンコビッチ

 全米オープンテニス第12日は5日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、女子シングルス決勝は第2シードのエレナ・ヤンコビッチ(23)と第4シードのセリーナ・ウィリアムズ(26)の対戦となった。準決勝でヤンコビッチは北京五輪金メダルのエレーナ・デメンチェワ(26)を6―4、6―4で退け、6年ぶりの優勝を目指すセリーナは第6シードのディナラ・サフィナ(22)を6―3、6―2で下した。

 セリーナ・ウィリアムズが危なげなくサフィナを下し、9度目の4大大会優勝に王手をかけた。決勝で対戦するヤンコビッチには過去3勝3敗だが、勝てば世界ランク1位も見えてくる。「ヤンコビッチもいいテニスをしているが、私もいいプレーを続けている。2人とも失うものは何もないので、決勝では全力を尽くしたい」と6年ぶりの全米制覇に意欲十分だ。

 ≪ヤンコビッチ4大大会初の決勝≫ヤンコビッチが殻を突き破った。4大大会では06年全米、07年全仏、今年の全豪、全仏と計4度ベスト4入りしていたが、北京五輪金メダリストのデメンチェワをストレートで下して初の決勝進出。「自分を信じてやってきて良かった」と両手で顔を覆った。圧倒的なパワーの持ち主ではないが、安定したストロークには定評がある。「どこもケガなく臨んだ4大大会は初めて」と体調万全で初の4大大会制覇に挑む。

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2008年9月7日のニュース