聖火リレーで外出禁止なんて…

[ 2008年6月18日 08:30 ]

 北京五輪の聖火リレーは18日午前、新疆ウイグル自治区で2番目の都市となるカシュガルで行われる。独立運動を続ける少数民族、ウイグル民族が集中する同市では、抗議、妨害活動を警戒、沿道住民の外出を禁止するなど厳重な警備態勢が敷かれた。

 15世紀に建立されたエイティガル・モスク(イスラム教礼拝所)をスタートし、ゴールの人民広場まで約6・5キロを208人のランナーがリレー。
 沿道では16日から商店の営業が禁止されたほか、18日は職場や住宅からの外出を禁じ、窓やカーテンも閉めるよう指示が出された。見物客は職場などを通じ許可証を得た人に限られた。
 新疆ウイグル自治区では今年に入り、独立派アジトが摘発されたとされるなどテロへの不安が広がっており、17日のウルムチでのリレーでも一般客が事実上締め出された。
 同自治区での聖火リレー最終日の19日は、石河子など2カ所で行われる。(共同)

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