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町田MF宇野禅斗がルヴァン杯鹿島戦へ「自分の立ち位置を確立する」ゆかりの指揮官&先輩と初対戦も

[ 2024年5月21日 19:40 ]

町田MF宇野禅斗
Photo By スポニチ

 FC町田ゼルビアで高卒3年目のMF宇野禅斗(20)が、22日にホーム町田GIONスタジアムで迎えるルヴァン杯1次ラウンド3回戦、鹿島アントラーズ戦へ強い意気込みを見せた。

 町田が勝利した3月のリーグ戦はメンバー入りできなかったが、ゆかりの人物が多い鹿島は宇野が今季対戦を心待ちにする相手だ。敵将ポポヴィッチ監督は、22年まで町田を率いた前指揮官。高卒ルーキーだった宇野は同年J2の9試合で起用された。「1年目にお世話になり、とてもリスペクトしている監督。守備的ボランチとして、前方への意識は特に口酸っぱく言われた」。熱い指導は、今も体に染みついている。

 宇野と同じボランチを主戦場とする2人の先輩とも、初対戦の可能性がある。故障明けで今季公式戦初出場が待たれるチーム主将のMF柴崎岳は、母校の青森山田で13学年上の「大先輩」。対面経験はないものの「小学生の時から知っていた選手。特に足元の技術、パスの精度に凄さを感じる」。2人を指導した町田・黒田剛監督の前で、少し年の離れた同門対決の実現が期待される。

 3歳上の日本代表MF佐野海舟は、22年町田でともに汗を流した間柄。「誰が見ても分かるくらい守備能力が高く、アシストに絡んでいく攻撃的な面も併せ持っている。すごく参考にしている」。食事に連れて行ってもらうなど公私でお世話になった先輩に、自身の成長を見せる好機だ。

 J1昇格でチーム内競争が激化し、現在首位のリーグ戦で宇野は出場2試合どまり。だがルヴァン杯から中3日の次節26日浦和戦は、現主力のMF柴戸海が期限付き移籍元のため出場できず、宇野にも先発のチャンスがある。「まだ試合がたくさんある中で、自分の立ち位置をどう確立していくか。今出ている選手以上のパフォーマンス、クオリティーを出せるよう準備するだけ。常に自分にベクトルを向けていく」。初夏の連戦で、チーム内序列をかき回す活躍を誓った。

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