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王者・神戸は昇格組・磐田を一蹴 MF汰木康也がGK川島永嗣ブチ抜く芸術ボレー弾

[ 2024年2月24日 14:58 ]

明治安田J1リーグ第1節   神戸2―0磐田 ( 2024年2月24日    ヤマハスタジアム )

<磐田・神戸>前半、ゴールを決める神戸・汰木(撮影・西海健太郎)
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 J王者・神戸が快勝発進だ。敵地・磐田戦で2―0。2年連続開幕戦白星で、連覇へ向けて幸先の良いスタートを切った。

 勢いを付けるチーム第1号は“復活”のMF汰木康也だった。前半5分、CKのこぼれ球を右足ボレー。J復帰の元日本代表GK川島永嗣を早々に打ち破った。

 昨季は夏場に左腕脱臼。その後はコンディションを落とし、終盤はレギュラーどころかベンチ外を味わった。リーグ優勝の瞬間もスタンドから見届けた。「理由がなんであれ、去年ああいう形になってしまったのは本当に悔しい経験。今年は“去年以上にやらないといけない”というモチベーションになっている」。宣言通り、いきなり大仕事をやってのけた。

 後半4分には昨季MVPの“半端ない”FW大迫勇也のスルーパスからMF佐々木大樹が追加点。開幕戦で複数得点を挙げたのは14年の川崎F戦以来10年ぶりだった。

 親善試合インテル・マイアミ戦、富士フイルム・スーパー杯・川崎F戦は無得点。生命線のハイプレスを回避され、ブロックを敷かれる戦術に苦戦した。だが、この日はテンポの良いパス回しからサイドチェンジを多用。能動的に相手の穴を作り、左右中央から何度もチャンスを作った。

 たかが1試合。されど1試合。プレシーズンマッチの不安を払拭した神戸が、今季もJの中心になりそうだ。

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