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京都はスローガンの「最強のサンガ」へ視界良好 J3長野から7得点

[ 2024年2月10日 17:55 ]

京都・チョウ貴裁監督
Photo By スポニチ

 京都は10日、サンガスタジアムでJ3長野と練習試合(45分×3)に臨み、7―3で勝った。本拠地には無料観戦できるとあって7500人のサポーターが訪れた。

 前半4分にMF豊川が先制ゴールを決めると後半9分、12分にFW原が連続ゴール。さらに、FW平賀とMF中野にもゴールが生まれて90分では5―0となる展開となった。前線から激しくボールを奪いにいく京都スタイルの強みを見せた。

 チョウ貴裁監督は「キャンプが終わって初めての試合。立ち上がりから15分、30分で相手を圧倒して得点を取っていくサッカー。選手がこれに取り組んで、実際に点を取れたりして、いい形で(開幕に)臨めるのはいいこと」と満足げだった。

 長野もJ3ながら中盤のプレスは激しくきていた。「非常に走ってさばいて、いいチームでした。その相手に3本で7点取れたことは自信を持っていい。逆に失点は課題として持ち越して自分たちで積み上げていけば」と2週間後に迫るJ1開幕を見据えた。

 前線から積極的にボールを奪いにいくことも「別に京都だけが特別やっているわけじゃない。今回のアジア杯でもそれなくしてポジションとか、やるサッカーとか、システムっていうのも本末転倒っていう気がするので」と国際基準のサッカーで「最強サンガ」を目指すことを強調した。

 浦和から加入したDF宮本は左サイドバックで先発、2本目途中から“本職”の右サイドバックに入った。「右でアシストできたのは良かった。左も浦和で練習していたし守備では問題ない。攻撃の場面で他の選手との意思疎通がまだまだ」と課題を挙げたが、手応えをつかんだ様子。

 2得点のFW原は新加入のブラジル人FWマルコ・トゥーリオとのコンビを組む。「マルコはブラジル人ならではのボールの持ち方もできるので預けやすい。リーグが始まったら脅威になるかな」と組みやすさを話した。

 FC東京から加入したMF塚川はコンディション不良のため出場せず。スイスリーグ・ローザンヌから加入したMF鈴木冬一(といち)は「けさ早く子供が生まれて立ち会ったんだよ。使いたかったんだけどね。あっ、言っちゃった」(チョウ監督)ことで欠場した。

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