リバプール次期監督候補にブライトンのデゼルビ監督の名前も　一番人気はOBのシャビ・アロンソ氏

　サッカーのイングランド・プレミアリーグでユルゲン・クロップ監督（56）が今季限りで退任すると発表したリバプールの後任人事について、英紙タイムズが26日に特集記事を掲載し、ドイツ1部レーバークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督（42）やブライトンのロベルト・デゼルビ監督（44）を後任の有力候補に挙げた。

　タイムズ紙は2004～09年にリバプールでプレーしたアロンソ監督の名を最初に挙げ「アンフィールドに戻ればサポーターから歓迎されるだろう。監督としてレーバークーゼンで好スタートを切ったことも、有力候補の後押しとなる」と記した。

　また次点に挙げたデゼルビ監督に関し「44歳のイタリア人監督はブライトンをクラブ史上初の欧州リーグ出場に導いた。彼のサッカーは攻撃的で見ていて面白い。革新的なサッカーを自軍の選手たちにただちに落とし込んだ」と称え、三笘薫を重用して成長に一役買った指揮官が来季からアンフィールドを率いる可能性があると伝えた。

　同紙はドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督（36）やトットナムのアンジュ・ポステコグルー監督（56）、ブレントフォードのトーマス・フランク監督（50）を後任候補として名前を挙げた。

　ブックメーカーのラドブロークス社ではアロンソ監督を1・67倍で一番人気とし、8倍のデゼルビ監督が続いた。クロップ監督のアシスタントコーチで同じく今季限りでの退任が公表されたペピン・リンダース氏（41）の監督昇格が11倍で3位、ナーゲルスマン監督が13倍で4位、元Rマドリード監督のジネディーヌ・ジダン氏（51）が17倍で5位、トットナムのポステコグルー監督らが21倍で6位となっている。