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米MLS挑戦のDF山根がメッシとの対戦心待ち 「純粋に楽しみたい」

[ 2024年1月23日 20:15 ]

渡米前に羽田空港で取材に応じた山根
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 川崎Fから米MLSのLAギャラクシーに完全移籍するDF山根視来(30)が23日、渡米前に羽田空港で取材に応じた。2月26日の開幕戦ではFWリオネル・メッシ擁するマイアミと対戦。「誰も止められない選手なのでどれだけすごいかを体験できる。純粋に楽しみたい」と心待ちにしていた。

 「男三十にして立つ」――。30歳での海外移籍について、山根は「自分の中では年齢でどうしようみたいなものはない。(決め手は)いろいろありますけど、新しいところで、色んな環境でサッカーがしたいというのがあった。そこが一番大きかった」と移籍を決断した理由を明かした。

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を戦う中で、より激しい環境に身を置くことを考えていたという。

 「日ごろからそういう環境でやりたいと思っていた。自分の求めているものがACLで感じられた。それを日常にしたいと思った」

 MLSには山根の思い描く厳しい環境が整っているという。

 「フィジカルが全面に出ているリーグ。そこは自分が伸ばしていきたいところだったし、個々の局面はJリーグとは違うリーグなのかなと感じている」

 移籍に関しては元日本代表主将のDF吉田麻也(35)にも相談した。

 「連絡は取りました。僕の考えていることと、麻也君から環境など色々聞きました。でも自分の中で早い段階で気持ちは向かっていたかなというのは、今思うとありますね」

 山根は20年に湘南から川崎Fに加入。絶対的な右サイドバックとして20、21年のリーグ連覇と2度の天皇杯制覇に貢献。リーグ最多の12アシストをマークした21年に日本代表に初招集され、22年W杯カタール大会に出場した。

 クラブとの契約期間は24年1月から26年シーズン終了までの3年間。26年W杯北中米大会に出場することよりも、まずはMLSの環境を楽しみにしている。

 「先のことじゃなくて、環境、言葉、文化、何もかも違う中で、人としてタフになって深みを出すこともそうだし、サッカースタイルもそう。まずはリーグに早く順応する。遠いところを目指すんじゃなくて、目の前のことをやり続けた結果、今があると思っている。そのスタイルでこれからもいきたいですね」

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