×

久保 アジア杯決勝T進出へ「僕の力で押し込みたい」 インドネシア戦での三笘復帰は絶望的

[ 2024年1月23日 04:50 ]

アジア杯1次リーグD組   日本―インドネシア ( 2024年1月24日    ドーハ )

練習に汗を流す(左から)久保、南野(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 アジア杯で3大会ぶり5度目の優勝を目指す1次リーグD組の日本代表は24日、決勝トーナメント進出を懸けて第3戦インドネシア戦に臨む。22日はドーハ市内で調整した。MF久保建英(22=レアル・ソシエダード)は1―2で負けた19日のイラク戦からの奮起を決意。左足首を痛めていた三笘薫(26=ブライトン)は再び別メニューとなり、次戦の出場が絶望的となる中、攻撃陣の起爆剤となることを誓った。

 イラク戦で喫したショッキングな敗戦から3日。久保の目に決意の色がにじんでいた。「チャンスをもらえれば(イラク戦の)反省を生かして、特にゲームメークに力を入れて僕の力で押し込みたい」。イラク戦ではトップ下で先発し、期待されながらも不発。チームを救えなかった自分を許せなかった。

 A代表でアジア杯に参加した92年大会以降、初めて1次リーグで黒星を喫した。2位以下での決勝トーナメント進出も初。苦しい序盤戦となっているが、久保の脳裏にあるのはW杯カタール大会を制したアルゼンチンの姿だ。

 「W杯ではアルゼンチンもサウジアラビアに負けて、僕らも何人かで“終わったな”と話している中での優勝だった。何人かの選手からはLINEで“アルゼンチンも負けているし最後勝てばいい”という話をもらった。それもしっかり胸に刻みたい」

 森保ジャパンに垂れ込める暗雲を振り払う覚悟もある。16日に全体練習に部分合流し、21日にはシュート練習などをこなしていたMF三笘が、この日は再び宿舎でコンディション調整。インドネシア戦に照準を合わせてきたが、復帰は絶望的となった。

 「今いる選手がその時のベストだと思う。僕も初戦にほぼ間に合ってないですし、トミくん(冨安)もそう。今は三笘選手がいないけど、1人でサッカーをやっているわけではないので問題ない」

 既に1次リーグ1位突破はなくなったが、1位以外での優勝は15年大会のオーストラリアなど前例もある。リベンジに燃える22歳が逆風に立ち向かう。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2024年1月23日のニュース