日本代表合宿スタート　絶好調・南野がアジア杯に自信「求められるのは優勝だけ」

シュートを放つ南野（左）（撮影・西海健太郎）
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　日本代表は28日、来年1月1日に国立競技場で行われるタイ代表との国際親善試合へ向け千葉市内で合宿をスタートした。エースのMF三笘薫（26＝ブライトン）が1月12日に開幕するアジア杯を欠場する可能性が高まった中、一段と期待されるのが好調をキープするMF南野拓実（28＝モナコ）だ。最多5度目のアジア制覇へ、森保ジャパン得点王が攻撃陣を引っ張る。

　南野が初日から軽快な動きを披露した。所属モナコでは今季ここまで16試合5得点4アシストと活躍。完全復活を遂げ、この日も「試合を決める選手として責任感を持っている。それが自信となってプレーにも表れている」と自信に満ちた表情で話した。

　代表でも10月に昨年W杯以来となる復帰を果たすと、11月16日の26年W杯2次予選のミャンマー戦では2アシストの活躍。トップ下、インサイドハーフ、左MFと複数ポジションをこなすなど、かつての10番は再び輝きを増している。

　前日には、21日の試合で左足首を負傷した三笘が、アジア杯を欠場する可能性が高まったことが判明。所属ブライトンのデゼルビ監督が会見で「薫を4～6週間、失うかもしれない。アジア杯出場は無理だと思う」と明かした。それだけに南野への期待もより大きくなる。

　チームはこの日、アジア杯も見据えPK練習も実施。南野は8強入りを阻まれたW杯クロアチア戦でPKを外したが、「チャンスがあればまた蹴りたい」と“リベンジ”に意欲的だ。前回アジア杯では決勝で敗れており「日本がアジア杯で求められるのは優勝だけ」と南野。まずはチケット完売のタイ戦で好調さを見せつける。