J2ライセンス不交付のFC大阪が4位浮上　FW木匠「上の順位で終わることは次につながる」

明治安田生命J3リーグ第34節   FC大阪1－0福島 （ 2023年11月5日    東大阪市花園ラグビー場 ）

FC大阪
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　FC大阪が十八番の“ウノ・ゼロ”で福島を退け、4位に浮上した。前半34分、FW古川大悟の鬼プレスが相手ミスを誘発し、最後はこぼれ球をFW木匠貴大が左足で決勝点。J3最少失点の守備陣は今季16度目のクリーンシートを達成した。

　「少ないチャンスを決めきろうと思っていた。信じて走っていたらボールがきた。ホームで勝てていないのは選手も分かっていた。勝とうという熱い気持ちが（勝利に）つながった」。長野戦以来2試合ぶり今季7得点目の木匠は、約2カ月ぶりのホーム白星に安堵の表情を浮かべた。

　2位・鹿児島との勝ち点差「6」に縮まったが、チームは育成体制（アカデミーチーム）の不充足のためにJ2ライセンス不交付。2位に入っても来季J2昇格の可能性はなく、その場合は21位のJ2大宮が逆転残留となる。

　決して報われる戦いではないが、木匠は「ちょっとでも上の順位で終わることが個人としてもチームとしても次につながっていく」と残り4試合へ向けて奮い立たせた。