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浦和がクラブ独自の処分「永久入場禁止」設定 「試合および大会等の規程が許す限り主体的に処分決定を」

[ 2023年10月26日 19:19 ]

8月2日の天皇杯4回戦名古屋ー浦和戦後の両チームサポーター
Photo By スポニチ

 浦和は26日、天皇杯4回戦の名古屋戦で一部サポーターが暴徒化した問題を受けて、違反行為に対するクラブ独自の処分として日本協会やJリーグの規定にはない「永久入場禁止」を新たに設けたと公式サイトで発表した。

 同発表では「Jリーグ様、公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ様、弊クラブ、および試合主催者等の定めにより禁止されている行為が行われた場合、JFA様、およびJリーグ様の定めるガイドラインを基準としつつ、当該ガイドラインに定めの無い永久入場禁止処分や、損害賠償請求権の行使等を含む弊クラブ独自の処分基準をもって、試合および大会等の規程が許す限り、弊クラブが主体的に処分決定を行います」としている。

 また、今回の事案に限らず過去に発生した試合運営管理規程違反事案とそれらに対するクラブの対応を分析し、再発防止施策と教育・啓発施策を検討、実施することを目的に社外有識者からなる第三者委員会を立ち上げる。同委員会にはスポーツにおけるコンプライアンス及びガバナンスに広く見識を有し、公正性、中立性を確保できる8人を教育界、法曹界、マスコミ界などから委員に選任。11月14日に第一回第三者委員会を実施する。

 天皇杯を主催する日本協会の規定では、試合数や期間を定めない「無期限入場禁止」がサポーターへの処分としては最も重い。今回の浦和サポーターによる違反行為については、日本協会が21人のサポーターに対して国内全ての試合で無期限入場禁止処分とするとともに、浦和の来年度の天皇杯参加資格を剥奪した。

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