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川淵三郎氏 ボビー・チャールトン氏の訃報に「心から哀悼の意を表します」「さまざまな教えを請うた」

[ 2023年10月22日 12:38 ]

ボビー・チャールトン氏(AP)=2003年
Photo By AP

 マンチェスター・ユナイテッドOBでイングランド代表でも活躍したボビー・チャールトン氏(享年86)の訃報を受け、初代Jリーグチェアマン、日本サッカー協会会長などを歴任した川淵三郎氏(86)が日本サッカー協会を通じて「Sir ボビー・チャールトンの訃報に接し、心から哀悼の意を表します」などとコメントを発表した。

 公私でチャールトン氏と交流があった川淵氏は「Jリーグ立ち上げの頃、マンチェスター・ユナイテッドを訪問し、プロリーグの在り方や規約の制定、プロ選手契約などさまざまな教えを請うた。プレミアリーグがB Sky Bと契約し、テレビで生放送したらスタジアムに観客が来なくなるのではないかと心配されていたが、あに図らんやスタジアムは満員になり、後に訪れたときには約4・5万人収容へと拡大し、次に行ったときには7・4万人収容になっていた。オールド・トラッフォードのスタジアムの移り変わりをボビーさんと見てきたことも感慨深い。ゴルフもよくご一緒させてもらった。イングランドが誇るレジェンドと仲良くさせていただいたことを本当に光栄に思う。ボビーさん、安らかにお眠りください」と感謝した。

 チャールトン氏はマンチェスターUの選手8人などが亡くなり「ミュンヘンの悲劇」として知られる1958年の飛行機事故から生還。1966年に地元開催だったW杯でイングランドの優勝に貢献してバロンドール(当時欧州最優秀選手)を受賞し、68年にはマンチェスターUで欧州チャンピオンズ杯(現欧州CL)も制した。

 マンチェスターUでは758試合に出場して249得点を記録。イングランド代表では106試合で49得点(歴代3位)を挙げ「球聖」として親しまれた。2020年に認知症と診断されたことを公表していた。

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