対C大阪戦はリーグ7戦勝ちなし…神戸・吉田監督「絶対に負けたくない」小菊監督＆毎熊への思いも口に

公開練習で軽快な動きを見せる神戸MFフアン・マタ
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　神戸は19日、神戸市西区のいぶきの森球技場で公開練習を行った。0―2の完敗を喫した広島戦（16日）を欠場していたMFジェアン・パトリッキは別調整だったが、FW大迫勇也やMFフアン・マタらはフルメニュー消化。23日の“天敵”C大阪戦へ備えた。

　2位・横浜とは勝ち点1差の首位。対C大阪にはリーグ7試合勝ち星がないが、チームとして絶対に負けられない。さらに吉田孝行監督にとっては、個人的にも燃えるものがある。C大阪の小菊昭雄監督は滝川第二の1学年上の先輩で「絶対に負けたくない」相手。さらに9月の欧州遠征で日本代表に選出されたDF毎熊晟矢はJ2長崎時代に飛躍のキッケカを与えた選手だ。

　「守備できるし、高さもあるし、空間を見つけて動ける。なおかつ戦術理解も高い。弱点ないんですよ」。毎熊は元々FWだったが長崎1年目でサイドバックにコンバート。当時、同クラブでコーチをしていた吉田監督は悩むルーキーに「日本代表にいきたいならばサイドバックをやれ」と励ました。そして10試合ほどが経った後には「タカ（吉田監督）さん、マジでありがとうございます！」と感謝されたという。

　「僕たちは戦って、勝つだけ」。縁の深い2人が強敵となって立ちはだかるが、それもエネルギーに変わる。負けた試合の直後は今季4戦4勝。リバウンドメンタリティーを発揮し、首位の座を守り抜く。