DF谷口彰悟「自分のやるべきこと、目の前の試合に向けて準備する」冨安＆板倉とのレギュラー争い闘志

＜日本代表欧州遠征＞クロスに飛び込む谷口（撮影・小海途　良幹）
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　欧州遠征中の日本代表は、9日（日本時間10日未明）に昨年のW杯カタール大会1次リーグで撃破したドイツ代表と再戦する。

　4バックで臨むことが想定される中、チーム最年長のDF谷口彰悟（32＝アルラーヤン）はレギュラー争いに闘志。「トミが帰ってきたことにより、また争いは激しくなる。でも質の高い選手たちが揃っている。毎回競争なのは間違いない。自分のやるべきこと、目の前の試合に向けて準備するというところは何も変わらない」。冨安健洋や板倉滉とのハイレベルな競争を歓迎した。

　W杯1次リーグ第3戦スペイン戦からの出場だったため、同第1戦目のドイツ戦では出番なし。劇的な逆転勝ちを収めた1戦をベンチで喜ぶと同時に選手としてピッチに立ちたい気持ちも強かった。そのチャンスが巡ってきただけに「どれぐらいできるのかという楽しみな部分もある。臆することなく、しっかり自信を持って臨みたい」と目を光らせた。

　ドイツ戦のテーマは「主導権を握ってやっていけるかというところ」という。ボール保持率を高めるだけではなく、守備時でも意図したハメ方やボール奪取で「守備→攻撃」のトランジションを確立させられるか。クレバーなプレーは谷口の真骨頂でもある。カタールリーグ移籍後も定位置をつかみ、2試合連続クリーンシートで代表合流。円熟味を増すベテランが、さらなる存在感を発揮する。