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神戸首位陥落も、大迫2戦連続弾で意地の勝ち点1 負傷交代斉藤を思い「彼のためにも、優勝したい」

[ 2023年8月20日 06:00 ]

明治安田生命J1リーグ 第24節   神戸1―1柏 ( 2023年8月19日    ノエビアスタジアム )

<神戸・柏> 後半 ゴールを決め感情を爆発させる神戸 大迫   (撮影 中辻 颯太)
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 明治安田生命J1リーグは19日、各地で6試合が行われ、神戸は柏と1―1で引き分けた。前節の川崎F戦で左足を痛め、この日は途中出場したFW大迫勇也(33)が2試合連続ゴール。しかし残留争いをしている相手に勝ちきれず勝ち点48となり、同50に上積みした横浜に首位を奪われた。

 背番号10がピッチに立てばチームの雰囲気が一変する。DF酒井は「きょうも大迫に助けられた」と脱帽。横浜の勝利により首位陥落したとはいえ、意地で勝ち点1をもぎ取ったのは大迫だ。

 前節の川崎F戦で左足を打撲。この試合に向けたトレーニングを十分に積めなかった。「監督と相談して途中からになった」と本人が説明する出番は1点を追う後半16分。それまで最前線で起点ができず、流れの中で好機をつくれなかったチームが息を吹き返した。そして後半37分、初瀬のFKにドンピシャで頭を合わせた。J1得点ランク首位ストライカー、その面目躍如といえる今季18得点目。敗戦危機から救った。

 前半24分にMF斉藤未月が脚を痛めてベンチへ退き、神戸市内の病院へ直行。長期離脱を避けられそうにない様子で、大迫は「未月のことが頭に残っている。彼のためにも、優勝したい。次からは100%でいける」と決意を新たにした。残り10試合。決して選手層が厚くないだけに、主力のコンディション維持が最大の課題となりそうだ。 (飯間 健)

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