久保建英が2季連続開幕弾　白星逃し「いまいましい」もスペイン1部通算16得点は乾貴士に並ぶ日本人最多

スペイン1部   レアル・ソシエダード1―1ジローナ （ 2023年8月12日    スペイン・サンセバスチャン ）

レアル・ソシエダードの久保建英（AP）
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　レアル・ソシエダードに所属する日本代表MF久保建英（22）が2季連続開幕弾を決めた。ホームで行われたジローナとの開幕戦で開始5分に先制点。速攻で右サイドからペナルティーエリアに進入し、左サイドからのグラウンダーのクロスにダイレクトで左足を合わせ、ゴール左を打ち抜いた。

　昨季もカディスとの開幕戦で得点し、加入1年目で周囲の信頼を勝ち取ってスペイン1部で日本人シーズン最多となる9得点の活躍につなげただけに幸先がいいスタートとなったが、チームは後半27分に失点して1―1の引き分け。同29分に退いた久保はマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたものの、白星発進を逃し「いまいましい。いい試合ができたと思っているので我々はむかついている。彼らよりも勝利に値したが、引き分けてしまった」と不満げ。

　自身に関しても「もう1点は決められただけに、とても残念」と漏らしたが、一方で「個人としてはいい状態」と指摘。9月の代表戦によるシーズン中断を見据え「あと3試合あることを忘れてはならないし、少なくとも勝ち点9は獲得しなければ」と訴えた。

　なお、スペイン1部での通算得点を16に伸ばした久保は、エイバルなどで活躍した乾貴士と日本人選手の最多記録に並んだ。