FC東京　クラモフスキー新監督が快勝発進「全員がハードワークして戦ってくれた」

明治安田生命J1リーグ第18節   FC東京2―0名古屋 （ 2023年6月24日    味スタ ）

＜FC東京・名古屋＞試合後、サポーターのコールに合わせてパフォーマンスするクラモフスキー監督（撮影・白鳥　佳樹）
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　FC東京がホームで2位の名古屋を2―0で下し、ピーター・クラモフスキー新監督（44）の初陣を白星で飾った。前半18分にエースのFWディエゴ・オリベイラが左足で先制点を決めると、後半35分には今度は頭で追加点。今季3度目の1試合2得点をマークした殊勲の背番号9は「ゴールを決めても負けては何もならないので、勝てたことが一番うれしい」と、5戦ぶりの勝利を喜んだ。

　12日に成績不振によりアルベル前監督が解任となり、後任として招へいされたのが、前J2山形監督のオーストラリア人指揮官だった。20日にチームに合流したばかりだったが、練習では切り替え、球際などベースの部分を主に強調。戦術面でも変化を加えた。この日は特徴の前線からのプレスも機能。守備陣も最後まで集中力を切らさず、3月18日の同カード以来、13試合ぶりとなるクリーンシートを達成。プレミアリーグの強豪トットナムからのオファーを蹴り、FC東京の新指揮官に就任した44歳は「決まり事など、しっかりとやりきった結果。全員がハードワークして戦ってくれたと思います」と満足げに振り返った。

　前半34分に左膝を痛めて途中交代したFW仲川輝人（30）の状態は心配されるが、チームは一丸となって連敗を3でストップ。新指揮官の下、後半戦での反撃へ準備を整えた。