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新主将の覚悟!20日ペルー戦へ遠藤は「勝ちにこだわる」75発クインテットの後方支援に自信

[ 2023年6月20日 04:45 ]

ボール回しに汗を流す遠藤(右)(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 日本代表は20日、国際親善試合でペルー代表(パナスタ)と対戦する。19日は会場で最終調整した。新主将のMF遠藤航(30=シュツットガルト)は中盤の底で先発出場することが濃厚。得点力のある三笘、古橋、伊東、鎌田、旗手の5人が並ぶ攻撃陣を束ね、新主将初陣白星を狙う。

 「キャプテン航」がいよいよ初陣を迎える。前日練習では、集団の先頭を走ってリード。アンカーポジションでの出場が濃厚な新主将は「勝利にこだわるような集団にしていかないといけない。チャレンジしていきながらもしっかりと勝ちにこだわって戦いたい」と覚悟を語った。

 主将が空位だった3月の国際親善試合はゲームキャプテンとして出場していたが、今回の合宿初日に森保監督から正式にチームの主将に任命された。エルサルバドル戦は欠場したため、主将として出場するのは今回のペルー戦が初。長谷部誠や吉田麻也といった歴代主将を見てきており「(2人を)まねしてもうまくいくとは思っていない。(主将として)やるべきことはその都度判断したい」と冷静に語った。

 新主将としての最初の仕事は守備を安定させ、今季欧州で得点を量産してきたアタッカー陣にパスを供給すること。前線には34点の古橋に10点の三笘、6点の伊東、そして遠藤の前には9点の旗手と16点の鎌田が並ぶ。今季公式戦計75得点の超攻撃的な5人だ。今季の遠藤はドイツ1部のデュエル勝利数で3年連続1位こそ逃したが、4位(439回)と球際の強さを発揮。「新たな挑戦だが問題なくやれる。守備の良さでいえば僕が(アンカーを)やるべきだと思っている」と後方支援に自信を見せた。

 吉田、長谷部ら最近の日本代表の主将はデビュー戦で負け知らずだが、日本代表は南米勢には直近4試合で勝っていない。昨年6月にブラジルに敗れ、同9月のエクアドル戦は引き分け。今年3月のウルグアイ戦はドローで、コロンビアには逆転負けした。「今季はW杯も含めていろいろあった。最後はしっかり勝って終わりたい」と有終の美を誓った。

 ≪主な代表主将は就任初戦不敗≫☆中田英寿 02年W杯後に就任したジーコ監督が正式指名。10月ジャマイカ戦は1―1で引き分け。

 ☆宮本恒靖 02年W杯でゲーム主将の経験あり。04年5月の中田不在時に主将を任されたアイスランド戦で3―2勝利。その後06年W杯まで務めた。

 ☆川口能活 06年W杯後に就任のオシム監督が指名。8月トリニダード・トバゴ戦で2―0勝利。

 ☆長谷部誠 10年W杯でゲーム主将を務め、大会後就任のザッケローニ監督が指名。10月の初戦はアルゼンチンに1―0の大金星。

 ☆吉田麻也 18年W杯後に就任の森保監督の3戦目、4―3で勝利した10月ウルグアイ戦から主将を務めた。

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