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堂安「堂安律にしか出せない色で10番つくりたい」 過去には俊輔、香川ら「彼らのまねじゃなく」

[ 2023年6月14日 04:33 ]

ドリブルする堂安(右)(撮影・西海健太郎)
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 サッカー日本代表は13日、国際親善試合2試合(15日エルサルバドル戦、20日ペルー戦)に向けた千葉県内での合宿2日目の練習を行った。日本協会は背番号を発表。3月の活動では空き番となっていた背番号10はMF堂安律(24=フライブルク)に決まった。堂安が背番号10をつけるのはU―24代表として出場した21年東京五輪以来で、A代表では初。エースナンバーを“堂安色”に染め、勝利を呼ぶ存在になることを誓った。

 日本の新たな顔になる覚悟は十分だった。練習後、取材に応じた堂安は「自分はいつも運がいい。居心地が良くなった時に常に新しいプレッシャーがある人生。凄く幸せなキャリア」と“堂安節”で新背番号10を歓迎した。

 背番号の決定はシーズン中に聞いていたという。クラブは欧州CL出場権争いの真っただ中だったが「気合は入った」。過去に代表のエースナンバーを背負ってきた中村俊輔や香川真司、南野拓実ら名手の名前を挙げ「彼らのまねじゃなく、堂安律にしか出せない色で10番をつくりたい」と所信を表明した。

 プレーだけではなく、言葉でもチームを引っ張る。「10番をつけたからといって、何も言えない10番は嫌だと思う。伝えたいことは伝える。こびない10番になりたい」ときっぱり。“らしさ”はどんな立場になっても変わらなかった。

 「10」と堂安の相性は抜群だ。U―24代表で託された21年東京五輪直前の国際親善試合では、ガーナ戦での1得点1アシストを皮切りに4戦連続ゴール。東京五輪本戦でも1次リーグで得点を挙げるなど、日本の攻撃をけん引する存在として輝きを放った。

 15日はA代表のエースナンバーを背負って初めての試合。自分自身を「サッカー選手だが、エンターテイナーだと思っている」と言い切る堂安は「決めますよ!」と一言。予告ゴールで、第2次森保政権の初白星を演出する。

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