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なでしこリーグ参戦中「FCふじざくら山梨」 働きながらプレーできる環境づくり目指す

[ 2023年5月23日 09:00 ]

「FCふじざくら山梨」公式ホームページから

 今春の選抜は山梨学院が、県勢として春夏通じて初めて甲子園大会を制覇した。東北ほど降らないが冬は膝ぐらいまで積もる雪が時々降り、12月から2月いっぱいはグラウンドが使えない地理的不利な条件も跳ね返した。

 山梨のスポーツ界が活気を帯びる中、山梨県で初めてなでしこリーグに参戦している女子サッカーチームの「FCふじざくら山梨」が奮闘している。「競技でも一流、社会でも一流であれ。」のスローガンの下、働きながらプレーする「プレイングワーカー」を輩出する環境を目指すチームだ。22日現在、2部リーグで2勝3敗3分けで全10チーム中6位に位置する。

 神奈川大から入団した広沢実佳子は、福祉用具専門相談員をしながらプレーし「ザ・ふじざくら!のような選手を目指します」と意気込む。関東学園大から入団した高山紗希は、富士桜カントリー倶楽部で仕事をしている。「より多くの方にFCふじざくら山梨を応援して頂けるよう頑張ります」とひたむきな姿を見せている。

 チームは、サッカー選手として、1人の社会人として、社会で活躍、貢献できる人材の輩出を目標としている。その先にあるプロリーグの参入を目指している。(記者コラム・神田 佑)

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