C大阪・香川は次戦もボランチでの出場濃厚　小菊昭雄監督「サッカーIQが全て」

MFジョルディ・クルークス（右）と話すMF香川真司
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　C大阪は17日、大阪・舞洲で公開練習を行った。実戦形式の練習では14日の京都戦（サンガS）で先発したメンバーでチームを組み、同戦でMF奧埜博亮とのダブルボランチとして出場したMF香川真司は、20日の湘南戦（レモンS）でも同じポジションでの先発出場が濃厚となった。

　今季トライしてきた4―3―3から、京都戦ではスタートから昨季まで中心としてきた堅守速攻の4―4―2を採用して1―0の勝利。背番号8はボランチとしての長時間出場はこれまで「ないですね」としたが、チームとして機能しているだけに「早く慣れていかないといけないし、（4―4―2は）去年からうまくいっているところもある。自分の良さをいかに出すか」と慣れないポジションもものにしていく。

　小菊昭雄監督も「常に危険エリアを察知しながら落ち着いていた。今まで世界でもまれてきて、修羅場をくぐってきた彼のサッカーIQが全て。去年までの堅守速攻から、もう一つバリエーションが増える」と献身的なプレーを絶賛した。首位・神戸とは勝ち点9差の6位。6月3日には3位の名古屋戦（豊田ス）、同10日には神戸戦（ヨドコウ）を控えており、湘南戦と28日の横浜FC戦（ヨドコウ）では是が非でも勝ち点3を獲得して、上位との直接対決に臨みたいところだ。

　また、この日はファンサービスも実施され、平日にもかかわらず今季最多の350人が選手、スタッフのサインなどを求めて列を作った（順位は17日現在）。